シュコダ自、新型ファビアの生産を開始

●VWの小型車プラットフォーム「MQB-A0」を初めて採用

●4代目となる新型は大型化で「ゆとり」を実現

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は12日、ムラダー・ボレスラフ本社工場で新型「ファビア」の生産を開始したと発表した。空間的なゆとりや快適さの向上と併せ、数多くの運転支援システムを装備している。

今回のモデルチェンジで4代目となるファビアは、VWの小型車プラットフォーム「MQB-A0」を初めて採用した。全長はこれまでで最長の410.8センチ、車幅は178センチとなり、旧型に比べて空間的ゆとりが増した。トランク容量も50リットル増の380リットルと、同セグメントで最大クラスだ。

ムラダー・ボレスラフ工場では新型ファビアの導入に向け、1億1,000万ユーロを投じて生産ラインの大幅な近代化と製造工程の自動化を進めた。同じラインでコンパクト車の「スカラ」とSUVの「カミック」も混合生産している。

ファビアは1999年の発売以来、累計販売台数が450万台を超えている。シュコダ車として「オクタビア」に次ぐ人気モデルだ。

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