シュコダ自の上期決算、327%の増益

●営業利益は9.7億ユーロ、売上高は101.9億ユーロ

●中国の販売数は半導体不足が響き43.1%の減少に

チェコのシュコダ自動車が7月30日に発表した2021年1~6期決算の営業利益は前年同期比327.2%増の9億7,400万ユーロに急拡大し、新型コロナ流行の影響を大きく受けた20年上期から大幅に回復した。売上高は35.2%増の101億9,900万ユーロだった。

販売台数は20.8%増の51万5,300台。主力の欧州に加え、ロシアが54.3%増と好調で、全体をけん引した。最大の市場である中国は、半導体不足が響き、43.1%の減少となった。同国を除いた増加率は34.9%だった。

モデル別ではSUV「カミク」が40.4%増(7万3,700台)、「カロック」は34.3%増(7万5,500台)となったほか、小型車「ラピド」(35.1%増、3万7,900台)、「ファビア」(17.7%増、5万6,600台)も2ケタ増を記録した。販売台数が最も多かったのは中型車「オクタビア」(9.3%増、12万1,000台)。昨年9月に発売した同社初の完全電気自動車「エンヤク」は1万4,600台だった。

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