セキュリティ業務自動化ツールのトリッケスト、140万ユーロを調達

●各種セキュリティツールの相互連携を図るサービスを開発

●エンジニアによるツールの迅速な組み込みを実現

サイバーセキュリティ業務の自動化ツールを手がけるセルビアのトリッケスト(Trickest)はこのほど、シード期の最近調達ラウンドで140万ユーロを調達した。

トリッケストは2019年の創業。プログラムの不具合(バグ)の除去やペネトレーションテスト(侵入テスト)、疑似攻撃(Offensive Security)用のツールが相互に連携しておらず、結果として多くの作業を繰り返し手動で行わなければならなくなっている現状を解決するクラウドツールを開発した。

このツールは、ユーザーの実践から集めた知見と、100を超えるオープンソースツールを搭載しており、セキュリティエンジニアがテストに必要なツールをすぐに組み込めるようになっている。

今回の資金調達ではチェコのクレド・ベンチャーズがリードインベスターを務め、独アーリ・バード・デジタル・イースト・ファンドと、ルーマニアのユーアイパスのダニエル・ダインズCEO、マリウス・ティルカCFOも投資した。

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