ブルガリアの光学部品メーカーであるキムコープ(Cimcoop)は4日、国内第2の都市であるプロブディフ近郊で新工場を開所したと発表した。投資額は700万レフ強(360万ユーロ)。2~3年後には従業員を現行の50人から120人へ増やす計画だ。
新工場の立地は同市のトラキア経済地区(TEZ)。チップ制御の超精密加工機械をそろえ、映画、保健、自動車、航空宇宙、防衛、警備などの産業向けに特殊光学部品を生産する。生産工程のほとんどは完全自動化・デジタル化し、生産効率・予測可能性・管理性が向上したという。
キムコープによると、同社は球面レンズのほか、赤外レンズ、赤外窓・ミラー、シリコン・ゲルマニウムレンズを手がける。製品はフランス、英国、米国、イスラエル、ドイツ、イタリアなど、大部分を国外に出荷する。(1BGN=66.00JPY)