●閉鎖前のコジャエリ工場は「シビック・セダン」を年5万台出荷
●ハバシュは英スウィンドン工場の設備も生産用に買い取る予定
トルコの金融・産業系複合企業ハバシュ(Habas)が、9月末で生産を終了したホンダのコジャエリ工場で国産ハイブリッド車(HV)を製造する計画だ。やはりホンダが閉鎖した英スウィンドン工場の設備も買い取り、トルコでの生産に役立てる。すでに30社強のエンジニアリング企業と量産に向けた提携を打診したという。工場従業員も継続雇用する方針だ。
ホンダのコジャエリ工場は1997年、トルコ複合企業アナドルとの合弁工場として設立された。2003年にホンダの完全子会社となった。閉鎖前は従業員770人で「シビック・セダン」を年5万台出荷していた。
ホンダはコジャエリ工場閉鎖を2019年に発表。今年3月、同工場をハバシュへ売却することを明らかにした。