ルーマニアの原発会社、SMR導入に向けて米社と提携

●2027~28年の1号機設置を目指す

●モジュール当たり出力は77MW、ルーマニアでは6基連結する予定

ルーマニアの原子力発電事業者ニュークリア・エレクトリツァは5日、小型モジュール原子炉(SMR)の導入に向けて米ニュースケール・パワーと提携したと発表した。2027~28年の1号機設置を目指す。

ニュースケールの同原子炉は、米原子力委員会から唯一、型式認定を受けているSMR。モジュール当たりの出力は77メガワットで、需要に応じて最大12基連結することができる。ルーマニアでは6基連結する予定だ。実現すれば、出力462メガワットで、二酸化炭素(CO2)排出量を年間400万トン抑えることができるという。

両社は、2019年春にルーマニアにおけるSMR導入で基本合意書を交わした。今回の提携契約は、英北部グラスゴーで開かれている国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)への出席に合わせ調印した。これに先立ち、米国・ルーマニア政府は2日、温暖化ガス排出低減に向けた取り組みで協力することで合意。ルーマニアにおけるSMR実用化を目指すことを確認している。

ルーマニアは2032年までに4.59ギガワットの石炭火力発電所を廃止する計画で、SMRはこれに代わるベースロード電源と位置付けられている。

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