2021/12/15

自動車

日本電産がセルビア工場着工、グループの中核拠点として整備

この記事の要約

●電動車の車載モーターおよび関連製品を製造●現地人材の積極的な登用も進める日本電産(Nidec)は10日、セルビア北部のノビサドで工場の建設を開始した。電動車の車載モーターおよび関連製品を製造する目的。欧州における環境規 […]

●電動車の車載モーターおよび関連製品を製造

●現地人材の積極的な登用も進める

日本電産(Nidec)は10日、セルビア北部のノビサドで工場の建設を開始した。電動車の車載モーターおよび関連製品を製造する目的。欧州における環境規制強化を受けた需要拡大に対応し、現地生産を通じて欧州市場への効率的な供給体制を構築する。2022年半ばの完成を見込む。

新工場は敷地面積が5万9,760平方メートルで、新規雇用は当初1,000人。新会社ニデックエレクトリックモータ・セルビアが工場を運営する。同工場は日本電産グループにとり生産活動の中核拠点となるもので、今後グループ会社の複数事業が同地に進出する予定だ。また「セルビアは英語の流暢な理工系人材が豊富」として、生産中枢の要員の育成や、研究開発業務への拡大も視野に入れている。

セルビア開発庁によると、新工場の投資規模は15億ユーロ。モーター約30万基の年産能力を持つ。