VWとブローゼ、ポーランドのシート合弁会社が始動

●VW子会社のジーテヒにブローゼが50%出資する形で発足

●ポーランド、ドイツ、チェコ、中国を合わせた全8拠点を運営

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と部品大手ブローゼがポーランドに設立した合弁会社ブローゼ・ジーテヒ(Sitech)が1月1日付で業務を開始した。シート・部品の開発・生産を手がける。

合弁会社はVW子会社のジーテヒにブローゼが50%を出資する形で発足した。ブローゼが経営を主導し、自社の連結決算に組み込む。

本社はポーランド西部のポルコルヴィツェで、ドイツ、チェコ、中国を合わせた全8拠点を運営する。従業員数はおよそ5,000人。

今後はVWとの提携を強化すると同時に、他の自動車メーカーにも製品を供給する方針で、欧州、アメリカ、アジアで事業拡大を計画する。電動化や自動運転技術の発展にともない自動車の居住性へのニーズが変化しつつあることを受け、長期的には守備範囲を広げて総合的な内装ソリューションを提供したい意向だ。

2030年までに売上高を28億ユーロへ倍増させ、雇用規模も7,000人へ拡大させることを目指している。