農業用ロボットのアグロインテリ、ハンガリー企業と販売提携

●ハンガリー、ルーマニア、セルビアの精密農業市場に照準

●農業ロボ「ロボッティ」はスマホ操作で無人の農作業が可能

農業用ロボットを開発するデンマークのアグロインテリ(Agrointelli)は11日、中東欧における製品販売でハンガリー企業エヴォファーミング(evofarming)と提携すると発表した。同国のほか、ルーマニア、セルビアが対象となる。

アグロインテリは、農機に詳しい実業家ヨハン・オッケン氏らが1月1日付で設立した新会社だ。ハンガリー、ルーマニア、セルビアの精密農業・ロボット市場に照準を合わせる。先端技術が農家・農場の人手不足を解決する手段になると考えている。

アグロインテリの農業用ロボット「ロボッティ」は人工知能(AI)を活用し、スマホで操作が可能だ。運転手無しで農作業ができるため、人手が足りなくても問題ない。エヴォファーミングは、種まき・除草機能に重点を置きながら、農家・園芸事業者や農業大学向けに売り込む計画を示している。

「ロボッティ」は耕起、砕土、噴霧、芝刈りなど、トラクタと同様な作業ができるが、トラクタよりも軽量だ。ITの活用で農薬の散布量を大幅に減らすこともできる。

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