●渋滞緩和など目指すスマート輸送戦略の一環
●東部マラティア市内の75カ所にセンサ―を設置して実施
トルコ政府がブルートゥースを用いた車両監視システムを実験的に導入する。2020年から3年間の予定で実施している「スマートシティ戦略・行動計画」に基づくもので、交通状況をより詳細に監視することで渋滞緩和などに役立てる。
試験が行われるのは東部のマラティア市だ。市内75カ所にブルートゥースセンサ―を設置して、時間別の混雑状況や平均時速など道路交通に関連するデータを集める。
環境・都市計画・気候変動省は、集めたデータから移動パターンを導き出し、具体的な解決策を導入する方針だ。短期的には、センサから受け取る情報を基に、デジタル標識に空いているルートや予想移動時間を表示するといった対策が考えられる。
長期的には集計データを基にスマート輸送計画を策定する方針だ。