チェコCEZ、テメリン原発の核燃料供給企業を決定

●米ウェスチングハウスと仏フラマトムが落札

●両社は2024年から15年間にわたり燃料を供給する

チェコ電力大手の国営CEZはこのほど、テメリン原子力発電所への核燃料の納入事業を米ウェスチングハウスと仏フラマトムが落札したことを明らかにした。両社は2024年から15年間にわたり燃料を供給する予定。同事業の入札には両社の他、ロシア国営ロスアトム傘下のTVELが参加していた。

スウェーデンに原子力燃料の工場を持つウェスチングハウスはこれまでも同原発に対し10年間の燃料納入の実績がある。フラマトムは欧州連合(EU)内で唯一の原子力燃料の生産事業者で、原子力関連施設の設計や設備の導入、制御システムなども供給している。

テメリン原発はチェコの年間電力消費量の約20%を供給している。CEZは他にドゥコバニにも原発を持つ。

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