米エヌビディア、イスラエルのR&D事業を強化

●R&Dスタッフの数は現行の3,000人から4,000人へ拡大

●イスラエルは同社のR&D事業にとり、米国に次いで重要な国

米半導体大手のエヌビディアは10日、イスラエルの研究開発(R&D)事業を強化すると発表した。これにより、同国におけるR&Dスタッフの数は現行の3,000人から4,000人へ拡大する。高速ネットワーク技術、スパコン(HPC)技術、データ処理装置(DPU)設計、人工知能(AI)研究、ソフトウエア・アーキテクチャなど、従来から取り組んできた領域のR&Dをパワーアップする。

エヌビディアは2020年にイスラエルのスパコン向けスイッチ技術大手メラノックス・テクノロジーを70億米ドルで買収した。また、今年に入って設計・エンジニアリング企業を新設。AI、ロボティクス、自動運転車やエヌビティアの仮想世界シミュレーションプラットフォーム「オムニバース」に使われる次世代CPU(中央演算ユニット)を開発する環境を整えた。

イスラエルはエヌビディアのR&D事業にとり、米国に次いで2番目に重要な国だ。ヨクネアム、メラノックス、テルアビブ、エルサレム、ラマナ、ベエルシャバの6都市で、合わせて7拠点を運営する。

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