シュコダ自、MEB車向けバッテリーシステムの生産を開始

●同バッテリーを手がけるVWの欧州工場はドイツとチェコのみ

●シュコ、VW、アウディ、セアトブランドのMEB車に搭載

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は17日、ムラダー・ボレスラフ本社工場で、グループ独自のMEBプラットフォームを用いた完全電動車モデル向けに、バッテリーシステムの生産を開始したと発表した。グループの欧州工場でMEB用バッテリーを手がけるのはドイツとチェコのみ。シュコダブランドだけでなく、VW、アウディ、セアトブランドのMEB車にも搭載されることになる。

シュコダ自は新生産ラインに約1億3,000万ユーロを投じた。ラインには250人を配置し、年間25万ユニット強のバッテリーシステムを製造する。容量は55キロワット時(kWh)、62kWh、82kWhの3種類を手がける。

シュコダ自では電動化に伴い、2030年までに国内3工場のいずれもがEV部品あるいはEVを生産する体制に移行する目標だ。

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