●半年~1年内に全国展開へ
●UGV「アクバ」は最大荷重500キロ
トルコのエルファテック・エレクトロニック(Elfatek、コンヤ)が近く、自動搬送ロボット(UGV)の量産を開始する。半年から1年の間に全国展開する方針で、将来的には国外進出も狙う。まずは工場内輸送向けとして製造業界に売り込むが、その後、他の業界にも販路を広げる計画だ。
エルファテックは6年の開発期間を経てUGV「アクバ」を完成させた。最大荷重は500キロ。自動走行・遠隔操作ができ、2時間充電で12時間使える。
「アクバ」は三次元スキャンで周囲を認識し、スムーズに荷物を運ぶ。走行しながら3Dマップを描き、最短距離を計算する。動いているものも含めて障害物をよけて走り、避けられない場合は一時停止する。デュズギュン社長によると、設計もソフトも国産ということだ。
エルファテックでは、「工場で『アクバ』を導入すれば、コストだけでなく事故も減らせるし、生産効率も向上する」と話している。