●世界市場で量子力学分野における競争力を強化する狙い
●光通信、量子暗号、センサーの医療診断への応用などに取り組む
ポーランドのワルシャワ大学新技術センターでこのほど、量子テクノロジークラスタ「Qクラスター」が結成された。産官学提携を深め、世界市場で量子力学分野におけるポーランドの競争力を強化する狙い。国内の研究機関、業界企業、担当官庁が参加している。
ワルシャワ大学のアロイジ・ノヴァク学長によると、Qクラスターでは今までにない広い範囲の提携が可能になる。◇光通信技術◇量子暗号◇センサーの医療診断への応用――などに取り組んでいく予定だ。
主なクラスター参加機関・企業は以下の通り。
ワルシャワ大学、ヤギエウォ大学(クラクフ)、アダム・ミツキエヴィチ大学(ポズナニ)、ニコラウス・コペルニクス大学(トルン)、ヴロツワフ工科大学、ポーランド科学アカデミーの理論物理センターおよび物理研究所、エクサテル(電気通信)、BEIT(量子技術)、Fibrain(光通信・光ファイバー技術)、ナノレス(ナノテクノロジー)、ORCAコンピューティング(量子コンピュータ)、QNAテクノロジー(ナノ材料)、クアンタム・ブロックチェーンズ、クアンタム・フライトラップ(量子技術向けIDE)、クアンタム・オプティカル・テクノロジーズ、シクワイア・クワンタム(量子乱数生成)、サイデラル・ポルスカ(航空宇宙業界向け電子機器・ソフト)