独EVベンチャーのネクスト・イー・ゴー、ブルガリア投資案を当局に提出

●6月半ばの着工、来年末の完工、24年下半期のフル稼働を見込む

●投資額1.4億ユーロ、年産能力は3万台の予定

ドイツの電気自動車ベンチャー企業であるネクスト・イー・ゴー・モバイル(Next.e.GO Mobile)はこのほど、ブルガリア北部ロヴェチにおける工場建設計画に関連し、市当局に投資案を提出した。6月半ばに着工し、来年末までに全設備の設置を終える計画で、2024年下半期のフル稼働を見込む。以前の発表によると、投資額は2億8,000レフ(1億4,320万ユーロ)で、年産能力は3万台。1,000人を雇用する。

新工場の立地はバルカン工業団地内で、敷地面積は17万4,000平方メートル弱。モジュラー構造で拡張が可能なマイクロファブリック方式を採用する。1万7,250平方メートルの駐車エリアのほか、トラック出入口、完成車の保管・積込みエリアも整備される。

新工場は独アーヘン工場と同様に、すべての生産システムをネットワーク化する。ギリシャとメキシコにも工場設置を計画している。

ネクストは2018年、アーヘンで「イー・ゴー・ライフ」モデルの生産を開始。先月下旬からは「イー・ウェーブX」の出荷も始まった。昨年8月にはシリーズCラウンドで、現在の筆頭株主である蘭ndインダストリアル・インベストメンツから5,700万米ドルを調達している。(1BGN=70.09JPY)

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