2022/6/8

テクノロジー

台湾、ロシアとベラルーシへの半導体輸出を禁止

この記事の要約

●処理能力5ギガフロップス以上などの性能を持つ半導体が対象●およそ「使いものになる」半導体は全て禁輸対象に台湾経済部(日本の経産省に相当)が先週、ロシアとベラルーシに対する一定以上の性能を有する半導体の輸出を禁止した。ウ […]

●処理能力5ギガフロップス以上などの性能を持つ半導体が対象

●およそ「使いものになる」半導体は全て禁輸対象に

台湾経済部(日本の経産省に相当)が先週、ロシアとベラルーシに対する一定以上の性能を有する半導体の輸出を禁止した。ウクライナ侵攻を受けた措置で、4月に発表した輸出管理を強化するものだ。現今の用途に耐えるレベルの半導体は一切輸出できなくなる。また、半導体製造設備の輸出も禁止される。

禁輸の対象となる半導体は以下のいずれかの性能を持つマイクロプロセッサおよび超小型回路(マイクロサーキット)だ。◇処理能力5ギガフロップス以上◇クロック周波数25メガヘルツ以上◇相互接続速度2.5メガバイト秒以上◇ピン数144本以上◇プロパゲーション遅延0.4ナノ秒以内◇32ビットALU以上。

2000年に発売されたソニーのプレイステーション2の処理能力が6.2ギガフロップスだったことで分かるように、およそ「使いものになる」半導体は全て禁輸対象に含まれる。ロシアとベラルーシは事実上、台湾で作られる製品が全く輸入できなくなる。

ロシアのビジネス情報サイトRBCによると、ロシア製CPU「エルブラス」を設計するSPARC技術モスクワセンター(MCST)はプロセッサの国産化に向け、同国の半導体メーカー、ミクロンと交渉しているもようだ。TSMC(台湾積体電路製造)が受託製造を停止したことがその背景にある。