ブルガリアのEVメーカー、オランダ進出で現地企業と提携

●蘭市場では来年の売上高で500万ユーロの達成を目指す

●販売目標は年内に7台、来年は100台

ブルガリアの電動車(EV)メーカー、シン・カーズ・インダストリー(Sin Cars)は23日、オランダのヨハン・クラーン・グループと提携した。オランダ市場での販売が目的で、来年の売上高で500万ユーロの達成を目指す。

契約によると、シン・カーズは8月から年末までに多目的プラットフォーム「Lシティ」を用いたEVを7台、オランダ市場向けに出荷する。来年は100台の販売を計画する。

シン・カーズはヨハン・クラーンの紹介で、リース企業などと交渉を進めている。ヨハン・クラーンが修理店と提携し、欧州全域で保守サービスを提供できる体制を築いていることをアピールし、購入におけるメンテナンスの不安を払しょくできるとみている。

シン・カーズは2012年にルセを拠点に創業した。まず、電動のレーシングカーやスーパーカーを開発。2018年に「Lシティ」のプロトタイプを発表し、現在はEVバス・トラックの開発に取り組んでいる。

ベルギーとルクセンブルグでの「Lシティ」販売に向けても事前合意書に調印済みで、年内にも本契約を結ぶ見通しという。

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