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2022/7/13

自動車

マジャールスズキ、生産数回復を計画

この記事の要約

●今年は14万7,000台を生産する計画、外部要因に左右されるか●昨年の売上高は17.5億ユーロ、うち国内が2.6億ユーロスズキのハンガリー子会社であるマジャールスズキは今年、数億フォリントを投資する計画だ。生産台数の回 […]

●今年は14万7,000台を生産する計画、外部要因に左右されるか

●昨年の売上高は17.5億ユーロ、うち国内が2.6億ユーロ

スズキのハンガリー子会社であるマジャールスズキは今年、数億フォリントを投資する計画だ。生産台数の回復や、二酸化炭素(CO2)排出削減に向けたソーラーパークの建設などを予定する。決算報告記者会見で明らかにした。

2021年は世界的な半導体不足や、コンテナ海上輸送の問題が足を引っ張り、生産台数が計画を4%下回る10万8,000台にとどまった。販売台数は12万台を超え、総販売台数・国内販売台数ともに前年実績を上回った。売上高は17億5,400万ユーロで、このうち国内が2億6,490万ユーロだった。

国内販売台数は前年比19.4%増の1万7,650台で、市場シェア14.5%を確保し、6年連続で1位を維持した。うち56%が法人・団体向けだった。モデル別販売台数は「ヴィターラ」が8,350台、「Sクロス」が6,261台で、国内モデル別人気ランキングで1、2位を占めた。

今年は14万7,000台の生産を計画するが、これを達成できるかどうかは半導体不足の回復状況と、中国・上海地域の新型コロナ感染防止措置、ロシア・ウクライナ戦争の影響といった要因に左右されそうだ。エステルゴム工場で生産するモデルの納入期間は3~4カ月だが、ハンガリー国外で生産するモデルは5~6カ月とさらに長くなっている。(1HUF=0.33JPY)

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