●投資額は350万米ドル
●次世代のハードおよびソフトウエア製品を開発
日本電産(Nidec)がブルガリアの首都ソフィアに研究開発(R&D)拠点を設置する計画だ。同国のイノベーション・成長省が27日明らかにしたもので、投資額は350万米ドル。年内にエンジニア100人を雇用し、次世代の自動車モデル向けにハードウエアとソフトウエアを開発する。
同省のダニエル・ロレル大臣は、ブルガリアが自動車産業のR&D活動の中心地になりつつあると指摘。「ブルガリアは変化している」と述べ、これまでの労働集約的な産業形態から、イノベーショナルな事業活動を通じて成長を促進させるスマートワークの場に転換していると強調した。
日本電産は中東欧ではポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、トルコ、ロシアに拠点を持つ。今年7月にはセルビアのノビサドで車載モーターと関連製品の工場を着工した。