●南東欧地域の電力系統の安定性確保が目的
●ブルガリアは周辺国に常時電力を供給
ブルガリアが北マケドニアへの電力輸出を来年3月末まで、日量200メガワット時増やす。ソフィアで5日行われた両国首脳会談で合意をみたもので、南東欧地域の電力系統の安定性確保が目的だ。近く契約が結ばれる予定だが、供給価格にはまだ公表されていない。
ブルガリアのガラブ・ドネフ首相と北マケドニアのディミタ・コヴァチェフスキ首相は会談で、エネルギー安全保障に関連し、電力および天然ガス調達における協力の可能性について意見を交換した。電力供給量の拡大とともに、北マケドニアが天然ガスの備蓄先にブルガリアのチレン基地を利用することについても話し合ったという。
ブルガリアは周辺国に1日当たり約2,000メガワット時の電力を供給している。