独自動車部品のヘラー、ルーマニアの2カ所に開発拠点を新設

●電動化・自動運転分野の技術力を強化する

●ヤシとオラデアの2カ所、今後3~4年で最大300人を雇用

仏自動車部品大手フォルビアのドイツ子会社ヘラーは11日、ルーマニアのヤシとオラデアに開発拠点を整備すると発表した。電動化・自動運転分野の技術力を強化する狙い。今後3~4年で最大300人の雇用機会が生まれる見通しだ。

オラデアではバッテリー管理システム、変圧器など電動車(EV)向けソリューションの開発に取り組む。ヤシでは運転アシスト・自動運転機能の中核部品の一つである77ギガヘルツ帯レーダー用のソフトウエア開発とテストが最初の業務となる。すでに先ごろ、両拠点では各10人のエンジニアから成る開発チームが活動を開始した。

ヘラーは17年前にルーマニアへ進出。管理・生産・開発事業で合計約4,500人を雇用する。開発拠点の立地選定では、オラデアとヤシが大学都市で、必要な技能を持つ人材を集めるのに有利なことが重視された。

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