●段階的に生産量を増やしていく方針
●最終的にベアリング製品を週あたり150万個など生産する予定
ドイツの自動車部品メーカー、フォアヴェルクはこのほど、セルビア中部のチャチャク近郊に持つ工場を拡張する計画を明らかにした。同工場は現在組み立て工程を担っているが、拡張後は他の生産プロセスも担当する予定。今後、環境影響評価に関する書類を政府に提出する。同社は現在、同国への技術移転について政府との間で協議を行っている。
拡張工事の第1期には基本的な設備の導入にとどめ、段階的に生産量を増やしていく。最終的には金属ベアリング及びラバーベアリングを週あたり150万個、射出成型部品を月あたり120万個生産する予定。また、同地で操業する子会社のエルディシ・セルビアは排水部品を年97万個、窓枠用シーリング部品を590万個生産する。
チャチャク近郊ではフォアヴェルクの現地子会社であるフォアヴェルク・オートテック・セルビア、フォアヴェルク・ドライブテック・セルビア、エルディシ・セルビアの3社が操業している。