●1万3,000平方メートルの生産棟を新設、24年から稼働を開始
●完工後の工場の部品年産能力は400万個増加
仏自動車部品大手フォルビアの独子会社ヘラーはルーマニアのティミショアラ近郊ギロダにある工場を拡張する。南東欧情報誌『Seenews』が20日に伝えた。投資額は約2,000万ユーロ。1万3,000平方メートルの生産棟を新設し、2024年から稼働を開始する。500人の新規雇用を見込む。
新工場の組み立てラインは全自動または半自動化される。完成後のギロダ工場の部品の年産能力は400万個増え、売上高は30%拡大する見通し。ヘラーによると、同工場では車載コンピューター、アクチュエーター、SMT(プリント基板の表面実装)、センサー、アクセルペダルなどの分野で製造活動を行っている。
同社はルーマニアでコンピテンスセンターを1カ所、工場を3カ所、研究開発(R&D)拠点を3カ所に持ち、4,500人を雇用している。今月初めにはヤシとオラデアの2都市に開発拠点を整備し、電動化・自動運転分野の技術力を強化する計画を発表している。