ポーランド初の統合的3Dプリント技術ラボ発足、ワルシャワの新研究センター内に

●ラボにはスパコンや3D用材料の開発ツールも統合

●欧州でも有数の3Dプリント技術の統合的な研究施設となる予定

ポーランドで10月26日、国内初となる総合的な3Dプリントラボを組み込んだ研究センターがワルシャワのステファン・ヴィシンスキー枢機卿大学構内に開所した。スーパーコンピューター、3D用材料を作るためのツールなども統合した分野横断的な研究センターで、科学と産業をつなぐ役割を担う。

3Dプリントラボは研究から応用までのプロジェクトをここで全て実行できるよう設計されており、複数のモデルに基づくコンセプトの立案や完成品の製作が可能だ。金属3Dプリンター「Aconity MINI」など最新機器を備え、欧州でも有数の3Dプリント技術の統合的な研究施設となる。

新研究センターはグリーンテクノロジーや先端製造技術などに取り組み、産業界に今求められている変革に対応するためのソリューションを提供できるよう設計された。設立には欧州連合(EU)および民間機関が資金援助した。

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