シュコダ自、1—9月期は増収減益

●営業利益は前年同期比4.9%減の8億5,600万ユーロ

●インドの販売台数は186.9%増の3万8,300台に急拡大

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車が10月31日発表した2022年1-9月期の営業利益は8億5,600万ユーロとなり、前年同期から4.9%減少した。売上高は13.9%増の152億ユーロ。年初から連結決算に加わったVWグループ・ロシア事業子会社が数億ユーロの特損を計上し、営業利益を圧迫した。

グループ販売台数はインドを除く全地域で後退し、22.3%減の54万4,500台に落ち込んだ。一方、インドは186.9%増の3万8,300台となり、昨年通期の数字を上回ったほか、中国(3万6,300台)を追い越した。

バッテリー式電気自動車(BEV)の販売台数は3万6,900台で14.8%拡大した。

シュコダ自は、ウクライナ戦争の影響で資源・エネルギー価格が高騰しているほか、半導体不足の継続、部品調達の遅れなど、事業環境が厳しかったと指摘。その中でも経費削減・効率化を進めてきたことが奏功し、5.6%の売上高利益率(前年同期:6.8%)を確保できたとコメントした。

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