●KHNPとは来年に正式契約する方針
●26年から40年代半ばにかけて原子炉を4~6基設けることを予定
ポーランドが同国初の原子力発電所の設置を米ウエスチングハウス・エレクトリックと韓国水力原子力発電(KHNP)に委託する方針だ。ウエスチングハウスについては2日に正式発表する。KHNPについては、10月31日の基本合意をもとに、来年正式契約する。
ウエスチングハウスはグダンスク西部80キロほどの、バルト海に近い地点で原発工事を行うことになる。設置するのは加圧水型原子炉「AP1000」で、33年の電力供給開始が予定される。KHNPは南西部ポントヌフに第2の原発を建設する。改良型加圧水型炉「APR1400」を導入する。
ポーランド政府は二酸化炭素(CO2)の排出削減に向けて、電源の脱炭素化を進める計画だ。このため、2026年から40年代半ばにかけて原子炉を4~6基設けることを予定している。