低速自動走行車のカーティーヴ、650万ドル調達

●ゴルフカートを特定エリアの小型自動走行車として採用

●イスラエルで試験運用済み、来年は米国での本格展開を狙う

低速自動走行車の開発を手がけるイスラエルのカーティーヴ(Carteav)は7日、650万米ドルを調達したと発表した。製品開発と米国事業の強化につなげる狙い。同社のゾハー・ジサペル(Zisapel)会長と、スマートモビリティに特化したシード投資家のモビリオン・ベンチャーズ(テルアビブ)が投資した。

カーティーヴは、ゴルフカートを特定エリアの小型自動走行車として採用した。高齢者居住地区(シニアタウン)や病院、工場、大学、ゴルフ場、団地などで、人や荷物の移動の便を向上できるとみたからだ。包括的なマネジメントソリューションで、◇フリート管理◇車両の自動充電◇環境の変化にも迅速に対応できるマッピング機能◇多機能の予約システム――などを実現するという。

すでにイスラエルで試験運用済みで、来年、米国での本格展開を狙う。来年1月のラスベガス・ハイテク技術見本市(CES)とオーランド・ゴルフ産業見本市(PGA)に出展する。

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