ソラリスの18メートル連接式電気バス、ウッジ市から初の受注

●同市がソラリスから電気バスを調達するのはこれが初めて

●納入車両は自社開発の遠隔診断システム「eSConnect」を装備

ポーランドのバス製造大手ソラリスは23日、ウッジ市から連接式電気バス「ウルビーノ18エレクトリック」8台を受注したと発表した。受注額は3,200万ズロチ(約680万ユーロ)で、2023年後半までに納車する。契約には充電設備の提供が含まれる。ウッジ市がソラリスから電気バスを調達するのはこれが初めて。

「ウルビーノ18エレクトリック」は全長18メートル。搭載する電気モーターは出力240キロワット(kW)、バッテリー容量は約400キロワット時(kWh)で、プラグインとパンタグラフ両方式の充電が行える。乗車定員は110人(35席)。車内に乗客向け情報システム、クレジットカード払いの可能な電子チケットシステムなどを備える。

自社開発の遠隔診断システム「eSConnect」を装備する。これによりバス事業者は車両のバッテリー残量と航続可能距離、電力消費量などの情報をリアルタイムで取得でき、フリートの最適な運用が可能になる。

ソラリスは今年、ウッジ市から「ウルビーノ12マイルドハイブリッド」49台を受注し、すでに29台を納入している。

上部へスクロール