●キャップアナログはタンパク質の複製に関係する化合物
●mRNAワクチン・治療薬の最適な接種量の見定めに役立つと期待
mRNAワクチン・治療薬を手がけるポーランドのExPLoRNAセラピューティクスは8日、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団から80万米ドルを調達したと発表した。タンパク質の複製を加速させる新しいキャップアナログ(キャップ類似体)についての知見を深めるプロジェクトの資金に充てる。プロジェクト期間は14カ月。
今回のプロジェクトは、ExPLoRNA独自のキャップアナログの働きをより深く理解するのが目的だ。特に、mRNAワクチン・治療薬の最適な接種量を見定めるのに役立つと期待されている。加アクイタス・セラピューティクスの脂質ナノ粒子(LNP)を使ったテストも予定されている。