独車部品メーカー、オーストリアから東欧2カ国に生産移管

●コスト高を理由にポーランドとスロバキアの工場に移管

●オーストリアの拠点は技術開発拠点として維持

独自動車部品メーカーのカーコスティクスはオーストリアから東欧の2カ国に生産移管する。原材料とエネルギーコストの急激な上昇、人件費の高さが理由。約100人の従業員が影響を受ける。業界紙インダストリーマガジンが14日に伝えた。

オーストリア西部フェルトキルヒ近郊のクラウスにある生産棟を来年閉鎖する。すでに新規受注は停止しており、既存の受注分はスロバキアのブラチスラバ近郊のセネツと、ポーランド南西部のブロツワフの両工場で処理する。

一方、クラウスの拠点には製品・プロセス開発、プロトタイプ製作およびサポート部門を残す。今後も技術革新と開発拠点として維持し、90人の雇用を守る。

カーコスティクスはレバークーゼンに本拠を構え、自動車や他の産業向けに防振・断熱部品を製造している。

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