ジープ初のBEV「アベンジャー」、ポーランド工場で生産開始

●アベンジャーは2023年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝く

●ティヒ工場は旧FCA最大級の生産拠点

欧州自動車大手ステランティス傘下のSUVブランド、ジープはこのほど、ポーランド南部のティヒ工場で完全電気自動車(BEV)モデル「アベンジャー」の生産を開始した。製品は欧州市場に供給する。

2023年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた「アベンジャー」はジープ初のBEVモデル。前輪駆動で、最高出力156ps、最大トルク260Nmの電気モーターと、容量54キロワット時(kWh)のリチウムイオン電池を組み合わせた400ボルトシステムの電動パワートレインを搭載する。全長は4,076mmとジープ最小で、欧州市場のニーズに合わせた設計となっている。

ティヒ工場は旧フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)最大級の生産拠点。従業員は2,000人以上で、ジープの他フィアット、アルファロメオの電動モデルも生産している。

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