●水素の充填圧力は35MPa、電解装置の日産能力は400kg
●受注規模は390万ユーロ、来年初めの稼働を予定
スウェーデンのメタコン(Metacon)は2月27日、スロバキアのハイドロホールディング(Hydroholding)を通じて同国に1メガワットの固体分子(PEM)型水電解装置および水素ステーションを納入すると発表した。受注規模は390万ユーロ。納入先の名前は明らかにしていない。
具体的には、◇コンテナサイズの電解システム◇コンプレッサー◇貯蔵装置◇ディスペンサー◇冷却装置――などを納入する。水素ステーションの充填圧力は350気圧(35MPa)だ。
電解装置の日産能力は400キログラムで、来年初めの稼働を予定する。
メタコンは、「欧州全域で輸送用燃料としてグリーン水素の需要が拡大を続けている」と指摘し、自社の技術でこの需要に応えていきたいという姿勢を明らかにしている。