ボッシュの電動工具部門がハンガリー拠点を増強、1.8億ユーロを投じ

●自動化された物流拠点の整備と併せ、生産能力を引き上げる

●ミシュコルツ工場は電動工具や電動自転車用電池製品を生産

独自動車部品・産業機器大手ボッシュのハンガリー電動工具部門はこのほど、同国東部のミシュコルツ工場を増強すると発表した。2024年末までに700億フォリント(1億8,300万ユーロ)を投じ、自動化された物流拠点を整備するとともに電動工具製品や電池システムの生産能力を引き上げる。投資額のうち102億フォリントを政府の助成で賄う。

新設する物流施設は面積10万平方メートル。完成後は中東欧における電動工具部門の最大の物流拠点となる。サービスセンターも統合する。

同相は、ボッシュの投資は政府が目指すハンガリーの再工業化と、「ハンガリー製(Made in Hungary)」から「ハンガリー発(Invented in Hungary)」への移行という2つの目標を同時に達成するものだと指摘。「同社の投資はその金額の大きさのみならず、ハンガリー経済の技術水準を大幅に引き上げている」と評価した。

ミシュコルツ工場は2001年に開設された。現在は3,800人以上を雇用し、電動工具や電動自転車用バッテリーシステムを生産している。ボッシュはハンガリーに8つの主要拠点を持ち1万5,500人以上を雇用している。(1HUF=0.37JPY)

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