ヤンマーがロシア撤退、4月をめどに現法停止

●戦争の長期化に伴い事業の見通しが立たなくなっているため

●ヤンマーロシアは2014年以来、ディーゼル発動機などを販売

ヤンマーは8日、ロシアから撤退すると発表した。ウクライナ戦争の長期化に伴い事業の見通しが立たなくなっていることが理由。すでに昨年3月から国内での顧客対応業務などを除き事業を停止していた。手続きが完了次第、今年4月上旬をめどに現地法人ヤンマーロシアの事業活動を停止する。

ヤンマーは2014年2月、ヤンマーロシアをモスクワに設立し、ディーゼル発動機、汎用ポンプ、エンジン駆動溶接機セットやスペアパーツなどの販売活動を行ってきた。

ヤンマーは声明で、3月の事業停止以降も情勢を注視しながらロシア事業の継続について検討してきたが、事態の長期化を受け、事業継続は困難と判断したとしている。

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