●4,000万ユーロを投じ中電圧配電設備を生産
●同社はハンガリーで工場4つなどを持ち、約2,000人を雇用する
仏電機大手のシュナイダー・エレクトリックは17日、ハンガリー中部のドゥナヴェクセで中電圧配電設備の工場を着工した。投資額160億フォリント(約4,020万ユーロ)のうち23億フォリントを政府の助成で賄う。新規雇用は約500人。2024年の稼働開始を予定する。
シュナイダー・エレクトリックはハンガリーで4つの工場をはじめ、物流拠点、サービスセンターを持ち、約2,000人を雇用している。同社の電力システム部門を統括するフレデリック・ゴデメル副社長は、ハンガリーは事業戦略上「際立った役割」を果たしていると述べた。
ハンガリーのシーヤールト外務貿易相によると、フランス企業は国内で6番目に大きな投資グループを形成している。両国の二国間貿易高は2022年、過去最高となる100億ユーロに達した。ハンガリーからの輸出が6割を占めている。(1HUF=0.35JPY)