●新工場は来年着工の予定、投資額は13億ユーロに上る
●助成規定に基づき、現地大学との提携に300万ユーロ弱を支出
独高級車大手のメルセデスベンツがポーランド南西部のヤヴォルに完全電気自動車(BEV)のバン工場を設置する計画に関連し、ポーランド政府から1,800万ユーロの助成を受けることが決まった。新工場は来年着工の予定だ。投資額は13億ユーロに上る。
同国の助成規定に基づき、メルセデスベンツは現地大学との提携に300万ユーロ弱(1,400万ズロチ強)を支出する。
メルセデスベンツは昨年12月、既存のエンジン・バッテリー工場の隣接地にBEVバン工場を建設する計画を発表した。完成すると、同社として初めてのBEVバン専用工場かつ初のポーランド完成車工場となる。
メルセデスベンツは大型バンの欧州生産ネットワークを再編して競争力を維持する計画を推進している。今回の新工場設置もその一環で、メルセデスの「VAN EA(バン・エレクトリック・アーキテクチャー)」プラットフォームをベースに車両を生産する。