ルーマニア中銀が2会合連続で金利据え置き、政策金利7%

●景気の先行き不透明感が漂う中、金利を維持しインフレを下げる

●戦争や米スイスの金融部門の混乱に伴い不確実性は増している

ルーマニア中央銀行は4日、政策金利を7%で据え置くことを決めた。据え置きは2会合連続。景気の先行きに不透明感が漂う中、インフレを確実に下げるため高金利を維持する。貸出金利と預金金利もそれぞれ8%、6%で据え置いた。中銀は前々回まで11会合連続で利上げを行い、政策金利を1.25%から5.75ポイント引き上げていた。

同国の2月のインフレ率は15.52%となり、前月から0.45ポイント拡大した。インフレ率の上昇は3カ月ぶり。原料費や賃金の上昇が価格に転嫁されたことが理由だが、一方で石油価格の下落を受けて燃料価格の高騰に歯止めがかかっており、中銀は一時的なものとみている。今後について中銀は、ベース効果と商品価格の下落により数カ月間で急速に低下するとみる。

中銀は声明で、ウクライナ戦争の長期化や米国とスイスの金融セクターの混乱に伴い不確実性は増しており、中期的にみてインフレリスクをもたらしていると指摘。持続可能な経済成長を促すとともにインフレ期待を抑えるため、現時点では金利の維持が妥当との判断を示した。また、金融機関が持つレウ建ておよび外貨建て債務の両方について、引き続き現行水準の最低預金準備比率を維持することも決めた。

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