仏アルストム、トルコにエンジニアリングセンターを開設

●トルコにこの種の拠点を設けるのは今回が初めて

●同社はグループ戦略として技術ノウハウの現地化を進めている

仏鉄道車両・設備大手のアルストムはこのほど、トルコのイスタンブール・テクノパークにエンジニアリングセンターを開設した。このような拠点をトルコに設けるのは初めて。トルコや周辺国の顧客サービスを向上させる狙いがある。アフリカ、中東、中央アジアなどにおけるプロジェクトにも参加する。

アルストムはグループ戦略として、技術ノウハウの現地化を進めている。今回のエンジニアリングセンター開設もその一環だ。連動装置や自動列車制御装置(ATC)、欧州統一列車制御システム(ETCS)など、安全運行を確保する信号技術をトルコで手がけることを通じ、現地の技術力を強化する。将来的には、信号技術のセンター・オブ・エクセレンス(CoE)としての役割を担わせる。

上部へスクロール