チェコのシュコダ自動車が29日発表した2015年1-9月期決算は、売上高が前年同期比5.7%増の92億8,000万ユーロ、営業利益が同12.7%増の7億3,400万ユーロにそれぞれ拡大した。新モデル投入によるラインナップ拡充や、マテリアルコストの低減が寄与。売上高営業利益率は7.9%となり、前年同期(7.4%)を0.5ポイント上回った。
1-9月期の生産台数は56万8,800台と前年同期から1%減少した。納車台数は2.2%増の79万1,500台で、中国を除くと2.8%増の59万1,800台だった。投資額は23.5%減の2億7,700万ユーロと大幅に縮小した。
クラウゼ最高財務責任者(CFO)は、「(増収増益は)魅力的なモデルラインナップが世界中の顧客の琴線に触れた結果だ」と強調。「財務基盤が強固で堅実なことが証明された」と述べた。