コニカミノルタが中央アジア・中東・アフリカを対象とする地域サービス業務をマルタからトルコへ移管することを検討している。市場成長の可能性を見越してトルコ事業を強化する方針で、買収を含む新規投資も視野に入れている。トルコ投資庁が17日発表した。
コニカミノルタのトルコ現地法人によると、現在マルタ拠点が担当する35カ国のサービス業務をイスタンブールへ移す計画だ。その理由として、◇東西の間に位置する地の利◇交通の便が良い◇インフラが整っている――を指摘した。
また、同社のトルコ事業は2012年の販売会社設立以来、14年までに20%の成長を遂げたとし、成長加速に向けて新規投資を計画している事実を明らかにした。すでに事前調査を進め、企業買収を含めた投資機会を検討してきたという。トルコの魅力としては若さや教育水準の高さを挙げ、グループの長期戦略でも同国が重要な位置を占めているとの認識を示した。