独自動車大手のダイムラーは10日、ルーマニア中部のセベシュ工場で4月4日からメルセデスベンツの乗用車向けに9速自動変速機「9Gトロニック」の生産を開始すると発表した。同国子会社のスター・トランスミッション、スター・アセンブリと共同で生産する。
ダイムラーは2014年4月、セベシュ工場で変速機の新生産施設を着工した。投資額は3億ユーロで、そのうち3,740万ユーロを政府の助成でまかなった。新工場ではすでに従業員500人が勤務している。
スター・トランスミッションはセベシュ近郊のクジルでもメルセデスの乗用車用エンジンと変速機の部品を製造している。また旧モデル向けのスペアパーツを生産している。