中国ネット通販の京東商城(JD.com)と、ロシア開発対外経済銀行(VEB)子会社のロシア輸出センター(REC)が、ロシア産生鮮食品の対中国販売で提携する。インターネット上での業者間取引を可能にするもので、資源以外の輸出拡大を目指すロシア政府の戦略に合致する。14日付の露経済紙『コメルサント』が伝えた。
販売業者に対し、京東商城が物流・営業面で、RECが融資を含む実務面で支援する。ロシア全土から食品を中国へ輸出できるようになるという。
京東商城はすでに今年1月からロシア製品の取り扱いを開始した。最初の商品は「カヌー(Canoe)」ブランドの帽子だった。
中国のネット通販会社としてはアリババもロシアに注目しており、昨年11月からロシア製品を取り扱っている。