ハンガリー政策金利1.05%に、2カ月連続で利下げ

ハンガリー中央銀行の国立銀行(MNB)は26日、主要政策金利の3カ月物固定預金金利を0.15ポイント引き下げ、過去最低の1.05%へ設定した。利下げは2カ月連続。政策金利の上限と位置付ける翌日物貸出金利も0.15ポイント減の1.3%に引き下げた。一方で同下限の翌日物借入金利はマイナス0.5%で据え置いた。

中銀は3月に8カ月ぶりの利下げを実施した際、緩和を継続する姿勢を示しており、今回の判断はこれに沿うものだ。インフレ率がマイナスに落ち込んだことや、前回の利下げによる通貨フォリント高の抑制効果が小さかったことで、デフレ傾向が長期化するとの見方もあり、緩和が今後も続くとみられる。