ハンガリーの老舗バスメーカー、国内競合が吸収合併

ハンガリーのバス製造大手イカルス(Ikarus)が競合のマビ・バス(Mabi-Bus)に吸収合併される。合併後の新会社の名称は「イカルス」で、純資産は推定8億6,500万フォリント(約280万ユーロ)、負債額は33億フォリントとなる。3日付の現地経済紙『ヴィラークガズダシャーグ』が報じた。

マビ・バスは1992年設立のノースアメリカン・バス・インダストリーズ(NABI)を前身とする。ハンガリーのエンジニアリング・グループ、エヴォプロ(evopro)が2013年に買収し、マビ・バスに改名した。昨年にはブダペスト交通公社(BKV)から電気バス20台を受注。今月にも納入車両が運行を開始する見通しだ。

イカルスは1895年創業の老舗で、かつては世界でも有数のバスメーカーだった。1999年に仏伊系のアイリスバス(現イベコ・バス)が買収し、その後、2006年にハンガリーの産業持ち株会社ミューセルテクニカ(Muszertechnika)の傘下に入った。(1HUF=0.39JPY)

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