墺エネルギー大手OMVのトルコ自動車燃料販売子会社、ペトロール・オフィシの買収に、トルコ同業のオペットが強い関心を示している。オペットに50%を出資するコチ・グループと共同で、近く正式な関心表明を行う意向だ。23日付の現地日刊紙『ヒュリエット』が報じた。
OMVは今年2月、「下流事業の再編と上流事業への集中」を掲げるグループ戦略の一環としてオフィシの株式最大100%を売却すると発表した。買収にはアゼルバイジャン国営のソカールなどが関心を示しているもようだ。
オフィシはトルコのガソリンスタンド市場で26%のシェアを握る国内最大手。オペットは16.8%で2位に付け、これをシェル&トゥルカスが16%で追っている。