不織布のペガスがチェコに生産ライン新設、南アでは用地取得交渉へ

チェコ最大の不織布メーカーであるペガス・ノンウーブンズは16日、同国南部のズノイモにある生産拠点を拡張すると発表した。欧州需要の拡大を受けた措置で、年産能力1万トンの生産ラインを設置。来年第3四半期に操業を開始する。新生産ラインをエジプトに敷設することも検討したが、チェコ政府の投資優遇措置が適用されることからズノイモに白羽の矢を立てた。

ペガスは同日、南アフリカに現地法人を設立し、工場用地の取得交渉を開始することも明らかにした。すでに現地の見込顧客と交渉を始めており、その結果を踏まえて工場を建設するかどうかを来年上半期に決定する。

同社はチェコの2拠点に計8つの生産ラインを持つ。昨年の売上高は前年比0.6%減の2億2,920万ユーロ、営業利益(EBITDA)は6.1%減の4,430万ユーロだった。

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