ポーランド電力大手エネア、仏エンジーのポーランド事業を買収

ポーランドの国営電力大手エネアは14日、仏同業エンジー(旧GDFスエズ)のポーランド事業を完全買収する手続きが完了したと発表した。昨年12月の合意に基づくもので、取引価格は12億6,000万ズロチ(2億9,000万ユーロ)。ただし、最終価格は契約に基づき調整されるという。

エネアは2030年までのグループ成長戦略に沿い、今回の買収で利ざやの大きい南東部鉱区の統合を進める。取引に伴い、エンジーが操業していた南東部ポワニエツの発電所(出力1.9ギガワット)を傘下に収める。

エンジーの2016年ポーランド売上高は24億7,000万ズロチ(5億7,000万ユーロ)。このうち7,300万ズロチは二酸化炭素(CO2)排出権の販売で達成した。(1PLN=28.22JPY)

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