中ロの民間機合弁CRAIC、登記完了

ロシアの統一航空機製造会社(UAC)と中国商用飛機有限公司 (COMAC)は22日、折半出資の合弁会社・中俄国際商用飛机(China-Russia Commercial Aircraft International:CRAIC)の登記手続きが上海で完了したと発表した。エアバスやボーイングに対抗できる大型旅客機の開発・製造が目的だ。

合弁会社が開発するのは、座席数280席、航続距離1万2,000キロメートルの民間機で、ボーイング「787ドリームライナー」やエアバス「A350」と競合する。運航経費は競合機よりも10〜15%安くなる見通し。

UACのスリュサール社長は、「2025〜28年に初飛行・第1号機納入を実現し、旅客機市場10%のシェア獲得を目指す」ことを明らかにした。市場投入時期は以前の計画より約3年遅れることになる。

両社は2014年に合弁で基本合意し、昨年11月に合弁会社を設立する計画を発表していた。

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