GSユアサのトルコ合弁が1億リラ増資、新工場建設に向け

自動車用バッテリー大手のGSユアサ(本社:京都)は8日、トルコ複合企業インヂ・ホールディング(イズミール)との現地合弁、インヂGSユアサ(IGYA)が1億トルコリラ(約2,500万ユーロ)の増資を実施したと発表した。増資は新工場の建設に向けたもので、生産能力の増強と周辺国への拡販につなげる。

新工場は2018年末頃の稼働を予定する。アイドリングストップ機能を備えた環境対応車向けにバッテリーを生産するとともに、自動車用鉛蓄電池の年産能力を現在の400万個から600万個に引き上げる。

GSユアサは2015年10月、IGYA(当時の社名はインヂ・アク=Inci Aku)に50%を出資して合弁化した。今後はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ、エジプトのカイロ、ウクライナのキエフに事務所を順次開設し、未開拓地域の中近東、アフリカ、CIS諸国への拡販を強化していく。(1TRY=31.02JPY)

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